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第1回
花゛コック の巻
(2004年)
花゛コック are...

(L to R)
田上徹 (B)
立花赤子 (Vo&G)
渡辺えつこ (Dr)



花゛コックといえば、ステージ衣装は白シャツで、激しい動きを見せるステージングが印象深いバンドだ。

1997年、同じ高校で友達でもあった立花赤子と田上徹がドラマーを探していたところ、同じ高校の渡辺えつこを紹介されスカウトしたのが結成のいきさつ。
結成当初からオリジナル曲を演奏、当時はグランジっぽい曲だったという。

卒業後、渡辺えつこが(進学のため)大阪へ移り、それを追って2人も移転。
当時の大阪では、キングブラザーズやガレージロック系のイベントが多く開催されていて、それに刺激されて現在の音楽性に近付く曲を作るようになる。

その後、約2年で広島に帰る。
「生活苦から(笑)ま、帰ろっか、って。いろいろ厳しい部分もあったし......」
帰ってきてから、目線を変える意味もあって、旧友のギタリスト:実本弘志が加入。
ライブは当時、月1〜2回ライブハウス中心と同時に、繁華街にあるHOT GINで週2回(!)はやっていたそうだ。
「終いにはもう、酔っぱらって(笑)立てなくなったり...」
それが元で彼等の人脈は広がっていく。


2002年12月に、4人での集大成ともいえる、CD『ロッチ』をリリース。
CDはタワー等の大型ショップにも並べたこともあり、そこでCDを購入して初めて彼等の存在を知り、ライブに足を運んだ人もいたという。

2003年に実本弘志が脱退。それでも、活動は止まらず、サポートを入れながらライブを続ける事となる。



彼等の、他のバンドにはないシンプルながら個性的な音楽性が注目されるが、本人達は「回りと違う」という意識は意外に薄い。
「昔はもっと凝った事を、三拍子から四拍子になる曲とかしてたんですよ」
「やればやるほど、音がそげていくようになって」

では、あえてジャンル分けするなら、どうなるのか?
「俺の中でのR&Rというのは、チャック・ベリー。彼はR&Rのパイオニアですよね。それからストーンズもビートルズも.......R&Rは(時代によって)形が変わるんですよ。そういう意味では自分達も通じるものがあると思うし、通じたい。" 今の時代に生きて、今を感じて音楽を作る " という点では、2000年代のR&Rだと思う」
彼らの動きも見ていて飽きないが、ステージングについては、ステージに上がるまでは何も考えないようにしているのだとか。
「毎回毎回一緒にはならない、何も考えずにステージに上がって、そのハコや雰囲気を見てどう盛り上げるか。聴かせるより単純に会場が一緒にわくように」

また、最近レコーディングした、CD-Rを販売中(限定100枚)。
3月27日(土)には、広島クラブクアトロでのイベント「広島ロック主義 春のBIG GIG 2004」に出演が決まっている。
博多から大物ゲストを呼ぶ上に、(ホールでない)一番広い会場という事で、意気込みも違う。

それを最後に彼らは東京へと活動の場を移す。
高校を卒業して大阪へ行くときぐらい(以上に)考えたそうだ。
固定客もつき、ある程度やりやすくはなったが、ちょうど年齢的にも節目(25歳)で、「ま、行ってみようか、という感じで....。このまま広島で今のペースでやるよりは、広い所でもっとぶつかって行った方がいいかなって」

27日のイベントにはぜひとも足を運んでほしい。

広島ロック主義 春のBIG GIG 2004
3月27日(土)@広島クラブクアトロ
2100yen wtih 1Drink 
(at day 2500yen)
出演:
●山部善次郎バンド( from博多)
●ナカハラヒサロオ&ザ・キングビスケットフラワーズ
●大須賀ロケットピストルズ
●花゛コック



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