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第4回 (Blue Grosso & THE SPANGREDより紹介)
THE KENMERI の巻
(2005年)
THE KENMERI are...

(L to R)
Kazunori (WB.)
Takahisa (G.)
Satoshi (Vo.)
Sally (Dr.)




一度見たら忘れられない、曲のフレーズもなんとなく覚えてしまう、そして文句無しに楽しい...例えて言うならTHE KENMERIはそんなバンドだ。

大学の友達だったSatoshi、Takahisa、Kazunoriたちで2000年結成。(初ライブは2000年2月)
バンドをやろうかと言ってたら、メンバーのバイト先にいた仲間が音楽に詳しく、"音楽やるならロカビリーが一番カッコイイよ"と言われて、本格的に始動。
ただ、VocalのSatoshiはイヤと言ったとか「恥ずかしいから(笑)」(ライブのパフォーマンスを見る限りは信じられない逸話だが...。)

ウッドベースを見ると、なんとなくロカビリーなのでは?という先入観があるが、彼らは特にジャンルは気にしていず、ロカビリーというよりはロックンロール、それも幅広い意味でのロックンロール・バンドだという気持ちでいる。
影響を受けたバンドはブランキー・ジェット・シティ、ストレイ・キャッツ。

もっとも、活動当初は、こんなに真面目にやるとは思っていなかったそうだ。
軽い気持ちで始めたものの、受けるライブはなんでも受けようという姿勢でやってきた。
そして次第にイベンターから"オリジナルを作れ"という話が出て、作り始めた。そしてライブも月に2、3回こなす様になっていった。
月2、3回というのは、すごいペースだが、彼らにとっては負担ではなく、むしろ週末にライブがないとソワソワするようになったぐらいだとか。


最初のCD発表は、2004年の7月。2枚目は2005年初頭。
曲はバンド全体で、誰かが持って来たものをスタジオでみんなでジャムして仕上げるが、最近はあらかじめコンセプトを決めて、作る事もある。
確かに、彼らの曲には独特の世界があって、その情景が想像しやすいものもある。

彼らの曲にはズバリ酒がテーマの曲もあるが、その通り(?)酒はみんな強いのだそうだ。
なにせ、酒を飲みながら曲を作っていた事もあるぐらいだ。
サリーは3人目のドラマーで、2004年4月に加入。
Satoshi「友達伝いでドラムできる奴おらんか?って紹介してもらって、ドラム聞いた事なかったんで、とりあえず酒でも飲もうって(笑)」
飲んで話したらいい奴だったので採用となったとか。

企画は、こだわらないし、逆に初めて出るようなイベントは面白いそうだ。
出演する場所もこだわりはないものの、やりやすいのはどちらかといえばライブハウス。
バーとかでしっとりシブくは出来ないしそれは「じじいになってからでいい(笑)」。
ツアーも体験。
東京、岩国、岡山....、ツアーはいい体験にはなるものの、やりにくいんじゃないかと周りは想像するものだが、外では、意外にやりやすいらしく、プレッシャーは無さそうだった。

ライブ続きでも消耗はあまりせず、逆に新しい曲が欲しくなる。
そして、曲はライブと共に作り上げて行く。
THE KENMERIのライブは、オーディエンスも一緒に歌ったり踊ったりで、端から見ていても楽しそうだ。
もっと多くのお客さんに観に来てもらいたいのはもちろん、一緒に楽しんでもらいたいそうだ。

そして、ここ1〜2年の彼らの成長ぶりには目覚ましいものがある。
やはり、自信が顔に出て来たせいか、お世辞抜きにカッコ良くなってきている。今後の成長が増々楽しみなバンドだ。

現在、メンバーの諸事情によって、活動が少々困難になっているとも聞くが、バンドを続ける意志は固いので、負けずに頑張ってもらいたいものだ。





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